2023.12.26
グルメ
冬至を迎えると、夏に向けて少しずつ日が長くなってゆきますが、冬の寒さはこれからが本番。
観光客も少ない冬ですが、食べ物は一年の中でも最も美味しい季節です。
魚も野菜も、身がしまって甘さが乗って、秋から仕込んだ新酒が出回るのもこの時期。
夏は観光客で行列ができる人気の飲食店も、冬は空いていて、美味しいものがゆっくりじっくりたっぷり味わえる最高のシーズンです。
佐渡島民にとっては、島外には出回らないような地物の食材を、地元スーパーなどで買うのも冬の楽しみのひとつ。
朝に釣りたての魚が店先に並び、高級果実として人気のルレクチェも、生産地のハネもの(規格外品)ならこの値段。大手スーパーでは見かけない、珍しい野菜も直売コーナーにあります。
冬の佐渡名物のひとつに、地物の自然薯があります。
独特の風味と強い粘り、高い栄養価が人気の山芋ですが、中でも貴重なのは天然物の自然薯。
ひとつ掘り出すのに数時間から半日かかるとされ、佐渡島民でもめったに口にすることはありません。運が良ければ、そんな貴重な食材がお店で買えてしまうのも、冬ならでは。
佐渡の山奥でコーヒー焙煎所オケサドコーヒーをやっています。焙煎所お隣の里山カフェ山里で週末にコーヒーを淹れています。