さどの島銀河芸術祭2021では、島内のあちこちにアート作品が展示されています。
前回、8/31に更新した岩首編からだいぶ時間があいてしまいましたが…
体験レポート第2弾ということで今回は相川地区の展示を紹介したいと思います。
そしてなんと、会期が11/7まで延長となったので、今からでも充分楽しめる内容になっています。
(一部の展示は10/3で終了だそうです)
相川には目玉の展示である、音楽家テリー・ライリーさんの記念モニュメントが飾られています。
場所は、北沢浮遊選鉱場を一望できる北沢展望台。
いつも下の原っぱから見ることが多いので、上から見下ろせるこんなスポットがあるなんて知りませんでした。
地面から生える巨大な腕!なんとも不思議な光景です。
手に吊り下げられたチャイムを叩いてみると、テリーさんが佐渡に滞在して制作した楽曲のメロディーが奏でられます。手と手の間に立って、同じポーズで写真を撮ってみても面白いかも。
佐渡版画村美術館のレンガ壁に沿って京町通りへ進むと、すぐ近くに京町茶屋があります。
古民家の風情がそのまま残るカフェで、ちょっとしたお茶飲み休憩によく立ち寄ります。
相川の街が見下ろせる高台で、夕日が沈むころに行くのもおすすめです。
展示スペースでは、民俗学者・宮本常一が佐渡に通って撮影した昭和当時の写真が飾られています。
今の街並みと違うところもあれば、変わってないところもあり、見比べて昔に思いを馳せてみました。
次に坂道を降りて、海の方に移動してみます。
大間港は鉱石の積み出しなどに使われていた港の遺跡で、古くなった不思議な形の建造物が並ぶ、
雰囲気のあるスポットです。
木造の舟小屋に奥に隠れるように、ひっそりと大きな金網のオブジェが展示されています。
早稲田大学の研究室と金網の会社のコラボレーションによって、佐渡金銀山の遺構から着想を得て作られた、この土地ならではの作品です。
対岸には、作品を鑑賞する用の金網でできたベンチもあるので、座って遠くからのんびり眺めてみてください。
実はこの金網のオブジェ…夜になるとライトアップされるんです!一段と綺麗ですね。
近くの佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」では、さどの島銀河芸術祭記念硬貨が展示されています。
道遊の割戸みたいな台座がかわいい。
お時間があれば、きらりうむの有料の展示室も見学してみてください。佐渡金山の坑道に行ったことがある方にとっても、また違った発見があると思います。
アート作品を巡る途中、相川の商店街や街中を歩いてみるのも楽しいですよ。
【さどの島銀河芸術祭2021】
2021/8/8~11/7 10:00~17:00
※会場により鑑賞時間や休業日が異なります。詳細はWebサイトをチェック。
佐渡出身在住。大学卒業後、2018年にUターン。島内の宿を巡るのが最近のマイブーム。