佐渡の陶器といえば、無名異焼き(むみょういやき)。
不思議な名前ですが、実は“無名異”とは土の名前。金山から排出される酸化鉄を含む赤土で、高温で焼くために非常に固く、叩くと金属のような音がなるのが特徴です。
佐渡で130年続く無名異焼きの窯元「国三窯」(くにぞうがま)の工房では、
娘のTamiさんとHiroさんのご夫婦で、陶工房「弥七郎」(やしちろう)というお店をされており、無名異や無名異以外の土を使って作品を制作しています。
弥七郎窯の作品は、彩り鮮やかで形のバリエーションも豊富なカップやお皿などの器がたくさんあります。
カラフルな彩りシリーズ以外にも、落ち着いた色味の作品もおすすめ。
ブローチや箸置きなど陶器の小物があったり、無名異焼きの急須や茶器があったり、きっとお気に入りの作品に出会えると思います。
以前、友人への誕生日プレゼントを購入しに工房に伺った際、
Tamiさんのおすすめで、大きな平皿の上に小鉢を1つ2つ乗せて、副菜やドレッシングを入れるという使い方を教えていただきました。(皿の上に皿を乗せるという発想…!おしゃれ!)
どの形の器にするか、色はどれにしようか…無限に組み合わせが考えられるので、楽しみながら選びました。
作品は、Webショップ(https://yashichirou876.stores.jp/)や工房に直接伺って購入することができます。
素敵な雰囲気の工房内には、作業スペースの横にたくさん作品が並んでいて、実際に手に取ってみることができます。
【陶工房 弥七郎】
新潟県佐渡市貝塚1025-1
[Webショップ 876] https://yashichirou876.stores.jp/
[Instagram] https://www.instagram.com/tami0501/
[Twitter] https://twitter.com/y2yizJQDRUIdcUt
工房に訪れる際は、時期によって見学できない場合もあるため、事前にInstagramのDMにて問い合わせをお願いします。大通りから少し横道に入った場所にあるため、道が不安な方は確認してください。
佐渡出身在住。大学卒業後、2018年にUターン。島内の宿を巡るのが最近のマイブーム。