私が住んでいる佐渡の山間部では、店内がクリスマス一色になるような商業施設が少ないこともあり、

クリスマスよりも冬至の話題がよく会話に上ります。

冬至を過ぎると、ようやく１日の明るい時間が長くなるので、みんな待ち遠しく心待ちにしています。

地元の温泉では冬至の柚子湯が名物です。

冬至に食べると縁起が良いとされるかぼちゃも、地物がスーパーの店頭に並びます。

農家産の直売所では、大きなおばけかぼちゃがハロウィンから冬至にかけて店頭に並びます。

お正月に備えて、餅つきをする家庭も多いです。ネオンやクリスマスソングもない山間部では、

そろそろ降り出した雪景色を眺めながら、薪ストーブや囲炉裏で餅を焼いたりします。

雪が降り始めると、里山はいっそう静かになり、新年を迎えます。