2023.01.30
ライフ
都会では1月といえば元旦のお正月ですが、佐渡では1月15日の小正月のほうが、地域が賑わいます。
地域ごとにとうどが行われます。
佐渡でも地域によりどんどん焼き・どんど焼き・賽の神と呼び方が変わります。
地域ごとに細部が変わりますが、竹や松の枝、藁などを縄で束ねて燃やして正月飾りなどを焚べ、
地域の無病息災を願う行事です。
燃やしたとうどはその年の恵方(2023年は南南東)に向かって倒します。
私の住んでいる大崎地区は10の班に分かれていて、それぞれの班ごとにとうどを行なっています。
人口が少なくとうどを行わない地域や、日をずらして行う地域もあります。
今年参加した班では、山の中の空き地にとうどを立てて行いました。
とうどの楽しみのひとつは、燃え尽きた熾火にこの冬についたお餅を焼いて食べることです。
住人も米農家ばかりなので、他所では見かけない玄米餅も焼きました。
とうどの最後に残った燃えかすの竹や枝は、厄除けとして持ち帰ります。
最後には灰だけが残る、一年の始まりを告げる再生の儀式です。
佐渡の山奥でコーヒー焙煎所オケサドコーヒーをやっています。焙煎所お隣の里山カフェ山里で週末にコーヒーを淹れています。