佐渡南部は柿の生産地です。
おけさ柿ブランドは県外でも人気、米の出荷が終わった10月は柿の収穫期です。
佐渡で栽培されているのは主に刀根早生と平核無の2品種で、まず刀根早生から収穫がはじまります。
いずれも渋柿で、渋を抜いてから食べられるため、熟成が進んだ柔らかな食感が特徴です。
今年は夏の気温が高く、果樹の育成は順調だったとか。
周囲に柿農家さんが多いので、農協に出荷されなかった規格外やキズものの柿をもらうことがよくあります。
少し形が違うだけで、味はまったく変わらないので、この時期は毎日食べる柿に事かきません。
農家さんも毎日出荷が続く10月は、帳簿の書き入れ時ならぬ農協の柿入れ時です。
たまに、取り残した柿が、雪の積もった柿畑で色鮮やかに実っているのを見かけます。
道路脇の柿の木は、冬は雪道の路肩を示す良い目安になり、山の鳥にとっては貴重な餌になります。
栽培されている柿の他に、自然に実をつける山柿(甘柿)もあります。
栽培ものよりも甘さが控えめで、天然のものだからと山の柿を好む人も少なくありません。
また、近年は、佐渡南部で発見された直径3cmほどの柿・ベビーパーシモンも見かけるようになりました。
甘くて皮ごと食べられるので、一口スイーツとして人気です。
おけさ柿は島内のスーパーなどで購入できます。
山柿やベビーパーシモンは、ごく稀に直売所の店頭に並びます。
佐渡の山奥でコーヒー焙煎所オケサドコーヒーをやっています。焙煎所お隣の里山カフェ山里で週末にコーヒーを淹れています。