2023.12.15
スポット
佐渡に「二ツ岩大明神」と呼ばれる神社があります。
ご祭神への祈願が成就すると鳥居を奉納する風習があるらしく、神社までの約100メートルの参道には、相川独特の強風に倒された、味の濃い鳥居が並んでいます。
二ツ岩の祭神である「団三郎」は、地元の民話に由来します。
“団三郎は巨大なタヌキで、佐渡のタヌキの親分でした。団三郎とその一味は人間をバカにする一方で、お金に困っている人に無利子でお金を貸すなど、いいこともしました。お金は悪戯に使うようなニセの葉っぱのお金ではなく、金山の仕事で手に入れた正規の通貨でした。”
様々なものを盗んだりしたようですが、団三郎は盗んだものを必ず返すと言われています。だから、相川では二ツ岩大明神として神格化されているようです。
冬は雪の白と鳥居の赤がコントラストを成して、美しく、なんだか縁起が良い感じがします。
佐渡に流れてきたドイツ人です。胃袋を掴まれる時は一番幸せです。